間質性肺炎の原因は?
間質性肺炎はさまざまな原因で肺胞の壁やその周りの間質と呼ばれる部分に炎症が起こり、細胞やコラーゲンが増加して肺胞の壁が厚くなる病気です。
厚くなるので、肺胞をとりまく血管との間で酸素の交換が上手くできず、息苦しくなったり、咳が出るようになります。
このような状態が慢性的に続くと、肺胞の壁や周囲の間質に線維化が起こり、肺胞がつぶれてしまい、肺が硬くなり膨らみにくくなります。
これを肺線維症(はいせんいしょう)といいます。

主な原因は
1.関節リュウマチ、皮膚筋炎、強皮症 などの膠原病
2.抗がん剤、抗生物質、リウマチの薬 一部の漢方薬
3.真菌などによる過敏性肺炎 鳥の羽やフン
4.ウイルス感染
5.アスベスト吸入
これらの病気以外に原因が分からない特発性間質性肺炎があります。
特発性というのは、原因がわからないという意味です。
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